アイズの独り言

こんにちは、前野です。

今日はアイズバイシクルで扱っているアラヤツーリストと決算セールについてのご案内です。

アイズバイシクルではグランボアのオーダーメイドランドナーをメインに販売しています。オーダーメイドの自転車は最初からオーナーの身体にフィットし、用途に合わせた部品構成で組み立てるので基本的に最初から理想形の自転車が手に入ります。

ただ、最初の1台としてランドナーを検討されている方には想定のご予算内ではオーダーメイドのランドナーは難しいかもしれません。それにご注文を頂いてからフレームを製作し、塗装を行って部品の組みつけを行うのでどうしてもご注文から納車まで時間がかかります(セミオーダーで2か月~)。

最初の1台を決めたら、なるべく早く新車に乗って出かけたいですよね。

とりあえずランドナーで走ってみたい。夢中になったらオーダーメイドも視野に入ってくるかも。そんな方が多いのでないでしょうか。

 

 

 

そこで、初めてランドナーを手にされる方のためにご予算を抑えつつサイクリングの楽しさを味わえるアラヤツーリストをご用意しています。このアラヤツーリスト、当店ではアラヤのラインナップに登場して以来販売していますが、イマイチその良さが伝わっていない気がしてならないので今回改めて紹介させていただきます。

 

アラヤツーリストは当店オリジナルのランドナーではなく、大阪の新家工業株式会社が販売する完成車になります。なので、当店以外でも一般販売されているパッケージ化されたランドナーの完成車です。

標準仕様で¥132,000(税込)、普段オーダーメイドランドナーの見積もりをさせていただいている身からすると破格です。

500mmと550mm、2種類のサイズ展開、カラーはボルドーレッド、ナチュラルカーキ, ミッドナイトブルーの3色です。

スペックは極めてシンプル。フレームとフォークは肉厚で丈夫なクロモリ製、ランドナーの定番太めの650Bタイヤにカンチブレーキ、幅広い地形に対応可能な3×8速のワイドレシオなギア構成、アルミ製の泥除けはメーカー側でセッティングされていますが、ステーの角度もバランスよくまとめられています。フレームとフォークを繋ぐヘッドセットはフォーク抜き輪行に対応した物が最初から組み込まれています。

ただ、ランドナーに必須と言っても過言ではないフロントキャリアは標準装備されていません。
(※写真のツーリストは作例としてキャリアを装着しています)

 

【アイズバイシクルでARAYAツーリストをご購入いただくと、以下の特典が有ります。】

・ステムを体格に合わせたものに交換
・後泥除けはイージー輪行加工を施して簡単着脱
・ブレーキアーチワイヤーはDIACOMPEの千鳥&ワイヤーへ変更しています

 

簡単にまとめると、より乗りやすく輪行しやすい仕様に変更して納車致します。

 

これではまだ不十分で、アラヤツーリストでランドナーの良さを充分に味わっていただくには是非フロントキャリアとフロントバッグをセットしていただきたいです。

フロントキャリアを付けよう!

シンプルな、ランドナーの素体ともいえるアラヤツーリストはフロントキャリアを装着することで完成します。フロントキャリアはバッグを支えるだけではなく、ライト台座としても機能します。(※写真の自転車はグランボアのランドナーです)

当店でアラヤツーリストに装着するフロントキャリアは2種類。どちらもライトをマウント可能です。
・フロントバッグのみを載せるグランボアM-13フロントキャリア(上写真)
・フロントバッグと左右にサイドバッグを装着する日東キャンピーフロント

 

 

当店で納車したアラヤツーリストはオーナーの好みや用途を反映したものが多くありますので一例を紹介します。

アラヤツーリスト550mmナチュラルカーキ

まずは1台目。リラックスしたポジションで安心してブレーキが使えるギドネットブレーキレバー、フロントバッグとライトをマウントするためのシンプルなM13フロントキャリアを追加しています。

スポーツ用自転車が初めてというオーナーの方にオーダー頂きました。最初はご自宅近辺のサイクリングだったのが徐々に遠くまで出かけられています。

【主な交換、追加部品】

グランボアフランス型ランドナーバーダイアコンペDC139ギドネットブレーキレバー、同DC138ハンドレストM13モダンフロントキャリア、キャットアイGVOLT70フロントライト、同SLR120テールライトオーストリッチF-104フロントバッグミノウラSB100ボトルケージ×2

 

アラヤツーリスト500mmナチュラルカーキ

上のツーリストと同じくギドネットレバー仕様。サイドバッグを付けてロングツーリングに出かけられるようにフロントキャリアは日東キャンピーを装備。

【主な交換、追加部品】

グランボアフランス型ランドナーバー、ダイアコンペDC139ギドネットブレーキレバー、同DC138ハンドレスト、日東キャンピーフロントキャリア、キャットアイHL-EL145フロントライト、同SLR120テールライト、オーストリッチF-104フロントバッグ、同L-100輪行袋、ミノウラSB100ボトルケージ×1

 

アラヤツーリスト550mmミッドナイトブルー

こちらは標準仕様のツーリストに日東キャンピーフロントキャリア、キャットアイのフロントライト、オーストリッチF-104フロントバッグを追加。
大学生の方がオーナーで、納車後にサイドバッグやボトルケージを取り付けて日本各地を走り回っています。ちなみに、F-104フロントバッグと合わせるならサイドバッグはオーストリッチDLXがおすすめです。

 

アラヤツーリスト550mmボルドーレッド

マッドガードをグランボアのオーダーメイドランドナーと同じ本所H-50CNに交換。キムラ製作所のリフレクターも忘れずに。タイヤはグランボアエートル650×42Bに交換してより快適で軽やかな走り心地に。泥除けとタイヤを交換すると雰囲気がガラッと変わります。

オーストリッチF-104フロントバッグの固定は標準仕様の革ベルトではなく、着脱が容易なグランボアバッグサポーター(EB金具付き)に交換。バッグが走行中左右に振られない他、ハンドル手前のスペースが空くので握れる場所が増えます。

 

 

 

アラヤツーリストは昔ながらのフォーク抜き輪行を行うことでフロントキャリアと泥除けがありながら非常にコンパクトな荷姿になります。

【アラヤツーリストの輪行に必要な道具(当店での推奨品)】

オーストリッチL-100輪行袋
オーストリッチフレームカバー
・オーストリッチエンド金具リア用135mm
VIVAマルチスパナ
トピークラチェットロケットライトDX(4,5,6mmの六角レンチ)

初めての輪行は手順を覚えることが大切。ご希望の方には輪行講習も行います。

 

 

 

 

以上、つらつらと書いてしまいましたがアラヤツーリストは初めてのランドナーにぴったりな1台です。ご予算を抑えつつそれぞれの乗り方や好みに応じた部品交換や追加が出来ます。

フロントバッグだけつけて近所の散策や日帰りサイクリングを楽しむのもいいでしょう。日東キャンピーとサイドバッグを追加して見知らぬ土地へキャンプツーリングに出かけることを夢見てオーダーされるのも素敵だと思います。

 

あなただけのアラヤツーリストを私たちと一緒に考えませんか?

アイズバイシクル店頭はもちろん、遠方の方はショッピングサイトからもご注文いただけます。ご注文の際、追加や交換したい部品がある場合はお気軽にご相談ください。部品の名前や型番がわからなくても大丈夫です。こちらでお客様のご要望に合ったお見積りをさせていただきます。

 

 

最後に本題です。

9月18日月曜日10時より1週間、決算セールとしましてアラヤツーリストとジルベルトゥのバッグ類などを1割引きさせていただきます。

アラヤツーリストは1割引きだけでなく、ランドナーに定番三ヶ島のシルバンツーリングペダル、リフレクターとライトを兼ねたKileyクロックテールライトの2点をセール期間中サービス致します。

是非この機会にアラヤツーリストをご検討ください。

 

もちろん、グランボアのオーダーメイドランドナーのご相談もお待ちしております。

 

 

【店頭、オンラインストア決算セール】

対象商品1割引き

期間:9月18日(月)10時から9月24日(日)18時頃まで

※商品は店頭とオンラインストア併売になりますので万が一在庫切れの際はご容赦ください。

 

まえの


9月に入り、朝晩グッと過ごしやすくなりましたね。局所的な激しい雨は心配ですが、サイクリングにはとても良い季節です。アイズバイシクルにも旅の準備でメンテナンスに持ち込まれる方も増えています。

 

我が家の愛猫、アンディ君。

ほぼ3年前に生死の境をさまよう大病をしましたが、なんとか生還し今も元気でいてくれています。真夏だとこんな風にコンクリートの上で横になったりできませんでしたが、今日はとても気持ちよさそうです。いい季節ですね~。

 

*

*

*

 

それでは、まずは入荷のお知らせです。

しばらく欠品していましたクランクのフィキシングボルト「SL50」がようやく準備ができました。よりヴィンテージに忠実な16mmサイズの「SL50V」もあと少し在庫ございます。

あと、完成車でもTOEIのアニバーサリーモデルが入荷しています。記念モデルに相応しい豪華な内容です。現物はアイズバイシクル店頭でご覧いただけます。

 

そして、しばらく切らしていましたグランボアのカタログもようやく用意できました。

今回はフルオーダーの見本車を4台、レストアを3台、セミオーダーやERベーシックの見本、400kmブルべに北海道ツーリングのレポートなど盛りだくさんの内容です。いつものように店頭と通信販売をご利用の方には無料でお渡しできます。カタログのみの送付をご希望の方は送料のみご負担ください。

 

 

あと、ギャラリーページも更新中です。

パンフレットもひと段落しましたので次はギャラリーをアップしていきますね。

 

 

*

そうそう、明日は3の付く平日ですのでアイズバイシクルは定休日をいただきます。

9月は13日のみが定休日。

10月は3日、13日、23日が定休日。

11月は13日のみが定休日ですが、11月23日は秋のアイズラリーを予定していますので23日もお休みをいただく予定です。久しぶりに以前のようにお客様と走る機会を持ちたいと思っています。初めての方もお久しぶりの方も是非予定に入れておいてくださいネ。

詳細が決まりましたらまたブログでお知らせします。

 

つちやはるみ


こんにちは、前野です。
昼の暑さはまだまだ厳しいですが、9月に入りましたね。
アイズバイシクルではフレームの製作や自転車の組み立て、レストア作業などを順番に進めています。

お待ちいただいている皆様ありがとうございます。

こちらは先日納車したフルオーダーステンレスランドナー。長身のフランス人オーナーに合わせてタイヤサイズは700×30C。精巧な雰囲気の700Cランドナーです。

仕様としてはポリッシュ仕上げのステンレスフレーム、オールメッキのクロモリフォークにダイナモ給電の前後ライト、コネクターレスハブダイナモ、テールライトへの配線はカーボンブラシで完全内装しています。

詳細は後日ギャラリーページで紹介いたします。

 

そして、グランボアの2023年後半版カタログはまもなく出来上がります。
近日中に配布開始の予定です。

 

【9月のアイズバイシクル営業予定】

定休日:13日(水)

短縮営業:30日(土)16時ごろ閉店予定、10月1日は親方、メカニック不在です

 

 

8月31日の23時ごろ、どうしても外を走りたくなったので峠へ向かいました。

なぜこんな時間に?

8月は走る時間がなかなか確保できなかったので「走りに行きたい…」という気持ちが限界に達していました。朝や昼間走りに行くのが”普通”だと思いますが休みの日は子供との時間が優先ですし、朝もなかなか走りに行くことが出来ません。それに日中は過酷な暑さが続いています。
自分の自転車はブルべを走るために明るいライトを装備しているので”普通”という感覚さえ捨ててしまえば、夜中であっても自由な時間が有れば楽しく走ることが出来ます。

向かった先は保津峡方面。京見峠、雲ヶ畑方面は数年前までは頻繁に夜でも走っていましたが、保津峡方面を夜中に走るのは初めてです。
少し緊張しながら、まだ市内の暑さを感じる六丁峠を越えて涼しい保津川沿いへ下りました。

それにしても月が明るい。

この日は満月。それも1年の中で月が最も大きく見える「スーパームーン」と1カ月で2度目の満月となる「ブルームーン」が重なる13年ぶりのスーパーブルームーン。
意図していたわけではないですが、夜走るには最高の日だったようです。

 

1台も車が通らない静かな山道を神明峠に向けて登っていきます。
森の中を走っていると月明かりが差し込み、まるで木漏れ日のように地面をうっすらと照らしています。
眠る水尾の集落を静かに抜け、神明峠の手前の開けた場所で停車して夜空を見上げました。月明りに照らされて山のシルエットがはっきりと見えます。六丁峠を登っている時の緊張感は無くなり、家を出る前に感じていた「走りに行きたい」という心のつっかえが解消され気分が良くなりました。しばらく自転車を停めて夜空を眺めたり、自転車の写真を撮りました。

深夜の心細い山道ですが、遠くまで照らす明るいライトとコントロールの容易な良く効くブレーキ、グリップに余裕のある太いタイヤを備えた自転車に乗ると昼間とほとんど変わらない速さで走ることが出来ます。

走り始めは満足したら折り返そうと思っていましたが、月明りの中走るのが楽しいので神明峠を越えて神吉から細野へ抜けて162号線で帰ることにしました。

 

昼間は京都市内と京北、美山方面をつなぐ幹線道路として交通量の多い162号線も夜中はほぼ貸し切り状態。野生動物に気を付けながらぐんぐん下り、御経坂峠を越えて午前2時過ぎに街へ戻りました。
走ったのは愛宕山を1周する50kmほどでしたが、昼間とは違う充足感に包まれて眠りました。

 

来週はオダックス近畿主催のBRM909神戸600kmに出走します。夜の峠を走るのが今から楽しみです!
※夜間走行は昼間とは違うリスクがあります。夜道を走る際は充分な準備をしたうえでお楽しみください。

 

それでは9月も皆さんのご来店、ご利用お待ちしております。秋が待ち遠しいですね!

まえの


blog

最新記事

Archives

Back Pagetop